夜になると周りの木々がライトアップされます。

国語力が上昇すれば、必ず成績が上がります。

19世紀油彩画です。肖像画家として有名なジェイコブ・ヘストンの作品です。➡


~当塾の理念と読書の重要性に関する基本的な考え~

 “ソフィア”は、ギリシャ語で“叡智”を意味します。 「文章を読む力がすべての勉強の基本を理念とし、5教科指導に加えて、読書指導と作文添削指導を併用しています。考える能力は、知識を記憶する能力よりも遥かに大きな価値があります。塾生には、ただ単に「成績を上げるための勉強」よりも「将来の夢を実現するための勉強」へと意識を変換することが重要であると伝えています。まずは「勉強する意味」を考えてもらうために読書の習慣を付けることが第一歩です。中3生には、少し難しめの課題本(新書)が8冊指定されています。自分の性格や興味・関心事に対する好悪を知り、知識と教養を深めて正しい判断力を身に付けることから、すべてが始まります。ほとんどの人が未熟な判断力で重要な選択や決断をしていることが後の苦難や不幸や悲劇を招いています(事実、私がそうでした。国立大学医学部を目指して、何年も浪人しました😢)。読書をして視野を広げ、当たり前と思っていた世間の評価や常識や親の価値観を疑うことが成長のために絶対必要なプロセスです。

 私個人の基本的な考えを述べておきます。塾生の一人一人が固有の人格を持った掛け替えのない個人です。一つの物差し(学業成績の良し悪し)だけで、その人の全体が図れるわけではありません。生まれつき授かっているDNAには、多様な能力が潜在しています。その中から「最も優れた才能を見出し、活かして、やりたいことや進路や職業を慎重に選択すべきであと思っています。自らを知る手立てとして読書が有効であり、自立の手助けもしてくれます。

 読書の効用や重要性に関しては、新聞を初め、様々なメディアでも特集されたり、取り扱われていたりしています。私がことさら私見を述べるまでもないのですが、政治・経済界はもとより、スポーツ界でも芸能界でもファッション・料理の世界でも、学歴に関係なく、すべての分野で一流の人は、例外なく、「読書家」です。本を読み、自らを成長させないと折角の才能が枯れてしまったり、野球の清原選手のように道を大きく踏み外してしまうことになります。薬物依存症・ギャンブル依存症などで犯罪に手を染めてしまう人やゲーム依存症・スマホ依存症の人たちも読書をしません。

 10歳前後まで「洟垂れ(知恵遅れ)」と周囲に馬鹿にされ、虐められていた勉強嫌いの坂本龍馬も青年期に学問の重要性を認識し、「老子の思想」を学んだと言われています。読書力を身に付け、晩年には、かの有名な「船中八策」を起草し、幕末期の大政奉還と明治新政府の五箇条の御誓文にも絶大な影響を与えました大局的な観点から全体像を鳥瞰する能力は、儒教ではなく、老子の思想を学んだことによると思われます。ただ、明治維新や幕末期の歴史認識を改めさせるような書物も多数出版されており、坂本龍馬に関しても疑義申し立てがなされています。歴史は、学べば学ぶほど奥が深く、視点を変えるだけで評価が180度変わってしまう事例さえあまたあります。そこが歴史の面白さでもあるのですが・・・。

 書物は、意外と思われる場所でも何らかの影響をもたらしています。東日本大震災の被災地で、肉親や家屋を失い、絶望感と喪失感に苛まされている人々に最も読まれていた書物「ヴィクトール.E.フランクル」の「夜と霧」(みすず書房)だったそうです。フランクル自身もアウシュヴィッツで両親と妻、そして可愛い二人の子供をガス室で失いました。この書物を読み、「生きる意味」「希望」をこの一冊から与えられ、自殺を思いとどまった被災者が感謝を込めた読後感を出版社にたくさん書き送ったという番組がNHKで放映されました。

 読書の効用は、まだまだあります。最近発表された米国のアイビーリーグの一つであるイエール大学の調査では、本を読むと長生きすることが分かってきました。一週間に3時間半以上の読書をする人は、本を読まない人に比べて、その後12年間での死亡率が23%も低くなると報告しています。さらに30分間読書をするとストレスが68%も軽減されるとも。読書は子供の感情や感性を豊かにし、大人には健康増進に繋がるのですから、その効用は恐るべし、と言わざるを得ません。雑誌や新聞も効果はあるが、紙の本ほどではないとのこと。今流行りの電子書籍には、紙の本のような効果はないようです。さらに2018年10月13日に放送された「NHKスペシャル」で「健康寿命」に関するAIの分析で山梨県が全国一になりましたが、その理由は、健康寿命には「運動よりも食事よりも読書が大事」だということが明らかになりました。山梨県は全国一の読書推進県なのです。読書が「健康寿命」を伸ばすからくりは、健康要素119と結びつき、不健康要素0という完璧な健康要素なのだそうです。これを見て私は思いました。私は、恐らく100歳まで健康に生きられるだろうと(笑)。

 個人的には、電子書籍は好きではないので、紙独自の甘い匂いがする本しか読みません。携帯電話もスマートフォンも嫌いなので使いません(ガラ携帯が故障したのでラクラク簡単スマホを購入しました。しかし全然ラクでもカンタンでもありませんでした。どこかの塾の広告みたいなキャッチコピーにうまく乗せられてしまいました。)。未だに携帯でメールを打ったこともありません。時代遅れと謗られそうですが、自分の感性に全くフィットしないものは意識的に避けています。学生時代に老荘思想や良寛の生き方に啓発され、さらにヘンリー・ディヴィッド・ソローにも傾倒し、「森の生活」の原書を辞書を片手に翻訳したことが影響しているのかもしれません。ですから時折利用する電車内でしきりにスマホいじりをしている人を見ると吐き気がしてきます。

 漫画家のやくみつる氏がポケモンGOをやる人たちは馬鹿だと言って非難の嵐に見舞われましたが、私は彼に激しく同意します。個人の価値観の違いを認めない偏狭な奴だ、と言ってやくみつる氏をやり込めた水道橋博士の訳知り顔の弁明は、ステレオタイプの言い草にしか思えませんでした。親子でポケモンGOを共有して、絆が深まったとのコメントには思わず笑ってしまいました。


 作家の石田衣良氏が週刊誌の対談で次のように語っています。若者や中高年の男性が本をほとんど読まない現況に対して、「ぼくは、日本の国語教育のあり方がよくないと思っています。情操教育の部分ばかりが前面に出てしまったので、主に小説を読ませるでしょう? たとえば、夏目漱石とか。もっとメリットを打ち出したほうがいい。アメリカの教育省の調査では、その家で読む年間の本の冊数と世帯収入をプロット(グラフ)にしたものがあって、見事なほど比例しているんです。つまり、読書をすることは将来、おカネになるとわかったほうがいい。でも、日本ではなかなかわかってもらえない。今、これだけ情報化社会になって、言葉の力が強い人、豊かな知識がある人は、最初から有利です。卒業した大学がどこかだなんて、いまだに学歴(出身大学)を重視しているけどもういい加減、違う尺度が必要だって気づいたほうがいい。」



平成29年 9月17日(日) 向井千秋氏の講演会にて 「夢に向かって、もう一歩 ~ 人生を楽しく」

向かって右側のご夫婦は、駐カタール大使夫妻です。1人おいて隣が向井千秋氏のご尊母の内藤さんです。向井氏と内藤さんには格別のご厚意を頂き、感謝しております。


 下の写真は、塾を開設した際に応援メッセージを送ってくれた教え子の岡田幸一君とイギリスのブレア首相(当時)のツーショット写真です。彼は、手紙の中でこんなことを言っています。「今、英語を学んでいる中学生達に基本が第一とお伝え下さい。また、英語も大切ですが、それよりも大事なのは、日本語を学ぶことです。」と。彼の応援メッセージは、「お店情報詳細」欄に載せてあります。千葉大学工学部を卒業後、トヨタ自動車工業に入社し、第一線で活躍しています。

 将来、国公立大学・難関大学・準難関大学に進学させたいと考えているご父母のご子女を対象に受験指導をします。5教科とも最高難度の問題を含むテキストを使用しますので、学校の補習を考えている生徒には不向きの塾です。入塾者の進学希望高校が定員割れをしない前橋高校、前橋女子高校、太田高校、太田女子高校、太田東高校、不動岡高校になります。塾生全員が将来、大学に進学するという目的を共有していますから、授業態度は真面目で、授業中に私語をする塾生は一人もいません。ですから今まで成績の芳しくなかった生徒も塾内の環境と雰囲気に良い影響を受け、成績が上昇していきます。指示通りの学習をした塾生は、群馬県統一テストの総合偏差値が70を超えます。県内全体1位を取得した塾生は、77まで上昇しました。全国模試でも、9回受験して6回全国全体1位を取得しました。


 日本は、アメリカや韓国、中国ほど壮絶な学歴社会ではありませんが昨今の厳しい就職難に際して、学歴を軽々に見なすわけには参りません。多くの選択肢がある将来と選択肢の少ない未来とでは、本人の描く未来像に雲泥の差が生じます。未来に明るい希望を持てる意欲のある高校生と将来に展望を持てずに暗い未来図に震え、慄く高校生に分かれるのです。これが厳しい、ありのままの悲しい現実です。この時点で既にあらゆる「格差」の兆候が芽生えています。そして格差は広がるばかりで、その先には、希望の持てない若者たちが辿るであろう、自己責任だけでは片づけられない貧困問題が数多生じています。折角、就職できたとしても、一度でも不本意な非正規社員になると正社員になれる可能性がほとんどなくなってしまう我が国の雇用制度にも勿論欠陥と大きな問題があります。一生懸命に就活しても何度も採用試験に落ち続けるとプライドも心も傷つき、「ひきこもり」「ニート」になってしまう若者もたくさんいます。(16歳~35歳未満の若者でフリーター・無業者層が2005年の時点で実に550万人以上います。2017年では600万人以上になっていると推測されます。勿論大卒者も含まれていますが圧倒的に低学歴層の人たちです。)そのようなリスクをできるだけ回避するための「転ばぬ先の杖」ではありませんが、可愛い我が子に「学歴」を付けてあげることがご父母の皆様の心根ではないかと思います。心無い有識者の中には、無責任な「学歴不要論」を唱える人もいます。安易に学歴よりも根拠のない「実力」を声高に強調し、若者に媚びを売ることで大衆の歓心を得ようとしています。当の本人は、非常に恵まれた環境で育ち、苦労知らずの非現実論者です。しかも裕福な親の援助で高学歴を手にし、エリート街道を驀進しています。自己矛盾も甚だしい限りです。

 現実を直視できる賢明なご父母の皆様は、既にお気づきだと思いますが、巷で喧しく論議されている「貧困問題」に登場する当事者の多くが、「低学歴(中卒、高校中退、一部の高卒)」の人々であるという事実

が意味する重みです。使い捨てにされているという悲しみです。しかし、それらは、本来避けることのできた選択だったのです。学ぶことを放擲した自業自得の誹りを免れない事例も多々あります。当塾で読書指導を設けている理由の一つが塾生に多様な生き方を模索してほしいという願いです。将来を担う子供たちが「文化」「教養」という面が満たされない生活や精神的貧困状態に陥ると将来的に金銭面においても貧困になってしまうという事実にご父母の皆さんが早急に気付いてほしいと思います。さらに学歴は、就職だけでなく、心身の健康問題にも重大な影響を及ぼしていることが最新の研究で明らかになりました。報告書の要約を掲載しておきます

国立がん研究センターなどの研究グループが国内の40~59歳の男女約5万人の調査から、学歴が低い人に比べ高い人では自殺リスクが低いことが分かったと報告しています。男性では中卒者に比べ大卒者で、女性では中卒者に比べ高卒者で自殺リスクが約5割低かったという。研究グループによると、以前から欧米では学歴が低い人で高い人に比べ自殺リスクが高いとの報告があり、今回、わが国でも同様の関係が認められたことになる。同グループは「学歴は社会経済的状況の主要な指標の1つ。学歴と健康について検討することは、健康増進の観点からも必要な教育環境の整備を考える上でも重要」と説明。「今後も学歴を含む社会経済要因と自殺のリスクとの関連について、さらに検討していく必要がある」としています

 上記の事例も含めて、塾生には学ぶことと学歴の大切さを伝え続けていくつもりです。高い言語能力や高い教育を受けた人ほど、健康で長生きする傾向があることは色々な研究分野で証明されいる事実です。重要な点は、知性や学歴が寿命を延ばすのではなく、向上心をもって学び続けることが大切なことなのです。  



 東京大学教授で教育学者の本田由紀氏は、「ペーパーテストで測れるような知識量の多さや計算能力の高さが評価されていた時代に代わり、現代では『生きる力』『人間力』『コミュニケーション能力』といった、定義が曖昧で個人の人格に関わるような能力が、企業や社会のあらゆる場面で重視されるようになってきた。」と述べています。社会全体で単純に学歴(出身大学)だけで選別されるのではなく、個人の感性から生まれる想像力や創造力が求められるようになってきたのです。当塾では、設立当初から塾生の感性を高めるための芸術品の鑑賞(絵画や彫像など)に力を注いできました。同時に「読書力」「作文力」「要約力」で国語力を向上させ、「表現力」「コミュニケーション能力」の養成に努めてきました。その結果が群馬県統一テストで「県内全体1位:3名」、全国模試で「全国全体1位:2名」を取得した塾生を地方の田舎にある田園地帯に位置する小さな塾から輩出したのです。奇跡といっても過言ではないと思います。 

💛定期テスト対策は、8~10日連続で無料指導します。土日は、8時間特訓!

〇一般の塾よりも長時間の指導をします
他塾では、週2回通塾の場合では、月に8回の授業ですが、当塾では、月に10~16回の通塾になります。従って、時間数も他塾の2~3倍になります。土日や祝祭日は、軽食持参で8時間の特訓授業が組まれます。すべてサービス授業ですので無料です。長時間の指導をするため塾の宿題は出しません。すべての学習は、通塾日に塾内で完了させます。

〇中1生:水(7:20~10:10)・土(7:20~10:10)+補習・特訓


〇中2生:火(7:20~10:10)・金(7:20~10:10)+補習・特訓


◎中3生:月(7:20~10:10)・木(7:20~10:10) 前期 4月~7月+補習・特訓


◎中3生:月(6:20~10:10)・木(6:20~10:10)・土(2:00~7:00)  後期9月~2月補習・特訓+金(6:20~10:10) 作文指導(月1回)

◎ 中3生は、9月から翌年の2月まで文章表現力の強化と前橋高校・前橋女子高校・太田高校の総合問題・太田女子高校の前期A選抜試験・足利女子高校の特色選抜対策として小論文の特訓がありましたが、2024年度から前期試験が廃止されましたので小論文指導は停止します。



読書指導:中1・2生は、年間で30冊以上、中3生は、指定された8冊の課題本(新書)の読破が必須です。当塾では、本の読み方として「スローリーディング」(伝説の灘高校の国語教師、橋本武氏の勧める読書法)を推奨しています。「速読」は、「百害あって一利なし」です。「速読」を受験指導に取り入れている塾の浅ましさに閉口する次第です。「読書」とは、著者と一対一で対話するような行為です。相手が一方的に早口でまくし立てていては、対話など成立しません。速読では、行間を読み取ること(読書で一番重要なこと)も余韻を味わうことも反芻して考えることも出来ないのです。例えて言えば、映画を早送りで見ることを勧めているようなものです作家の適菜 収は、「速読はバカの早食いと同じ」と痛烈に批判しています。



👑 作文指導の流れ(400字)同学年で全国の生徒が書いた最優秀作文を2名分書き写します(模写)。⇒赤字添削をされた返却作文の書き直しをします。⇒毎月の課題に取り掛かります。メモや下書きをします。⇒消しゴムを使わずに推敲します(やり方を指導します)。➡本番用紙の原稿に書き写します。1回の作文指導で原稿用紙を5枚使用します。たくさん文章を書くことによって、徐々に作文の苦手意識が薄れてきます。A評価(優秀作文賞)をもらえれば、自信が付きます。S評価(最優秀作文賞=全国版の冊子に名前と文章が掲載されます)をもらえれば、作文が得意になります。塾生が難しい課題の作文に真剣に取り組み、頭を抱え込みながら悪戦苦闘する姿は、さながら中学生ではなく、高校生か大学生のように見えます。

また作文は、2020年度から実施予定(延期)の「大学入学共通テスト」に導入される記述式問題と類似した内容になります。さらに東大・京大を初めとする難関国立大学の二次試験には、難易度の高い国語の文章記述式問題が課せられることが決定しました。文系・理系を問わず、国語力の重要性を文科省が漸く気づいたとの思いです。理系でも優秀な研究者や技術者は、例外なく旺盛な読書家ですから。これからの時代は、読む力と書く力のある人材があらゆる分野で求められています。正直に申し上げますが、当塾で成績を上げられるのは、教育熱の高いご父母(読書の重要性をご理解している保護者)のご子女だけです。ですから入塾時に成績の良し悪しに関わらず、「国語力」の重要性をご理解して下さる親御さんのご子女は受け入れています。入塾時に偏差値が40台前半でも3年後には「太田高校や太田女子高校」に何人も合格させていますから。


👑実際の作文(入試対策編)

題 「動物園の役割についての討議」 300字以内で書きなさい。

 環境破壊が進み、絶滅する動物が数多くいる中で私は、動物園は、多くの貴重な動物を保護する役割を果たしていると思う。たしかに、動物を檻に閉じ込めると、ストレスを与えてしまい動物に悪影響を及ぼすため、檻に閉じ込めてまで守る必要はないという意見もあるだろう。

 しかし、環境破壊が進み、自然が減少している中で野生のままにしておくよりも、人間によって動物が住みやすい環境に管理された動物園に保護された方が安全である。また、動物園は、保護した動物を繁殖させる役割もあるため、貴重な動物の数を増やして絶滅を防ぐことができる。したがって、動物園は、貴重な動物を保護する役割を果たしていると思う。

*卒塾生(館林第三中➡太田高校)の実際の作文です。小論文指導の成果が表れていると思います。(Sランクの最優秀作文賞)


👑実際の作文(錬成編)

題 「新聞の大切さ」

 インターネットが普及した現在、紙の新聞は不要だ、という意見がある。僕は、この意見に反対だ。

 確かに、インターネットでは新聞の発行を待たずにニュースを知ることができる。しかし、誰でも発信できること仇となり、誤った情報が載っている場合もある。

 新聞は、編集者によって作られるため、各新聞社で出される内容は異なるが、情報は確かだ。さらに新聞には、ひと目で全体が分かるという「一覧性」があるため、さまざまなニュースを一度に知ることができる。また、気になる記事はスクラップして後日資料として活用することができる。新聞には新聞のよさがあるのだ。

 これらのことから僕は、現在の社会でも新聞は必要だと考える。

*卒塾生(館二中⇒太田高校) (Sランクの最優秀作文賞)


題 「行ってみたいところ」

 私が行ってみたいと思う所は、ヒューストンだ。そこはアメリカの南部に位置していて、NASA のジョンソン宇宙センターがある。そこには、宇宙飛行士の訓練施設や研究施設があり、アメリカ人を中心に様々な人が働いている。

 そして、私がそこに行きたい理由は、アメリカの宇宙開発の背景を自分の目で見たいからだ。私は宇宙にとても興味があり、日本のJAXAに行ったこともある。また、私が一番見たいのは、ロケットだ。日本で見たロケットとアメリカのロケットの大きさの違いを見てみたいのだ。そのように、目で見なければ実感できないようなものを見たいと思う。

 そして、自分の中にある宇宙を、さらに魅力あるものにしたいと思う。

*卒塾生(邑楽中⇒前橋高校)の作文です。(Sランクの最優秀作文賞)


👑日本作文指導協会賞で二席を受賞した作文(中学生の部)

題:自由に物語を作りなさい。(注:かなりの難題です)

 「アシナガバチと私」

 ある日、私はとあるラベンダー畑を訪れた。初めて見たラベンダーの香りは、私を優しく包み込むようだった。

 突然、私の耳元でブーンという音がした。アシナガバチだ。私は思わず、「きゃあ」と叫んでしまった。気付かれてしまった。早く逃げようと決意したが、恐怖で体が動かない。そこへ、見知らぬ同年代くらいの男性が私の手を引っ張り、私を助けてくれた。私は礼を言った。彼と話してみると、とてもやさしく頼もしい人だと分かり、私の理想の男性だった。その5年後、私達は晴れて結婚した。

 しかし、それはただの妄想に過ぎなかった。アシナガバチと私のにらめっこは、始まったばかりであった。


✑作文協会の寸評:ラベンダーの香りからロマンチックな幻想を、巧みな構成で描ききった。豊かな想像力でユーモアたっぷりに、刹那の物語を完成させた。

*中2生時(邑楽中学校⇒太田女子高校)の作文です。作文協会より賞状と5,000円分の図書カードを授与されました。当塾からも1,000円の図書カードを贈呈しました。


課題 民話「まだまだわからん」を読んで感想を書く

 「絶対」は存在しないのだ

 「捕らぬ狸の皮算用にならないでね。」 母はよく私にこう言う。

 部活動のある大会で、順位を決める大切な試合に、私は臨んでいた。私は、かなりリードしていたため、頭の中ではバンザイをしている姿を何度も思い描いていた。あともう少しで勝ちだ。これほど差が開いているのだから、私の勝ちに決まっている。そんな風に油断していたため、あっけなく逆転されてしまった。

 「まだまだわからん」 経験豊富なお爺さんには、(そばがきが)絶対食べられるなんてことはない、何事も「絶対」はないと分かっていたのだろう。私は彼から、「勝てる」「食べられる」といった思い込みを捨て、あらゆる状況を想定した上で行動することが大切だと学んだ。

*中2生時(邑楽中)のSランクの作文


👑実際の作文(入試対策編)

課題「高齢化社会」

 現在の高齢化社会によって、医療機関の需要が高まりつつある。高齢者は若者よりも病気にかかりやすいため当然のことだ。だが、高齢化が進むと、医療機関が足りなくなる恐れがあるのだ。

 私は、学校の職場体験で病院に行った。そこに診察に来る人や入院している人の多くは高齢者で、患者のほとんどを占めていた。そこで高齢者の増加を感じ、病院の数と高齢者人口の不均衡を感じた。

 この課題を解決するために、早急に医療機関を増やすべきだが、それは容易ではない。そこで、私は高齢者専用の医療機関をつくり、的を絞った医療をするべきだと思った。そして、超高齢者社会の中でも、高齢者が安心して暮らせるようにするべきだと思う。

*卒塾生(邑楽中⇒前橋高校)の作文です。国立大学の医学部を志望しているだけあって、社会問題にも関心を持ち、的確な意見を述べた。(Sランクの最優秀作文賞)


👑実際の作文(錬成編)

 「レジ袋の有料化について」

 私は、レジ袋の有料化に賛成である。近年、世界中の海の生き物達が過って浮遊しているレジ袋を飲み込んでしまうという出来事が起こっている。そのため、政府がレジ袋の有料化を行うと、余計な出費を減らすため、私の母も人々もマイバッグを持ち歩くようになった。それはたびたび報道された。すると、使われるレジ袋の枚数が減り、レジ袋を大切に使うようになった。

 このことから、レジ袋の有料化によって必要とされるレジ袋の枚数が減れば、レジ袋を廃棄して起こる被害が抑えられると考えた。そして、地球やほかの生き物と共存するため、ゴミを減らすことを心がけることが大切だと思う。

*中2生(邑楽南中)のSランクの作文。

 


☆ 現行の思考力をあまり問わず、創造力の育成に全く寄与しないマークシート方式の入試形態は、近い将来なくなるでしょう。2020年度から始まる「大学入学共通テスト(延期)」は、徐々に思考力と記述力を問う方向へと移行していきます。そもそもマークシート形式の入試をしている先進国は、日本以外にありませんから。大学教育では悲しい程の後進国です。科学分野でノーベル賞を受賞した日本人は、一人の例外もなくアメリカの大学院に留学しています。記述式の共通テストが延期されましたが、アルバイトをしながら受験勉強した私に言わせれば、言葉の概念としての「公平・平等」はありますが、現実のあらゆる分野・世界には、「公平・平等」な社会もシステムも存在しません。経済格差も教育格差も地域格差も昔から存在していました。そして今後も存在し続けるでしょう。無くなることはありません。

 英語が小学校から評価を伴った教科として導入されることになりました。グローバル化の波に飲み込まれた日本では、これからの子供達は英語が出来ないと生き残れないのではないかと懸念されているご父母の皆さんも多々いらっしゃると思います。先に科学分野でノーベル賞を授与された方々は、例外なくアメリカの大学院に留学し、英語力に磨きをかけた実例と思われたことでしょう。これから書くことは、幼児英語に熱心なご父母の皆さんの願望を打ち壊すような内容にお怒りになる方もいることを承知の上で私の見解を述べたいと思います。

 幼児英語・早期英語の99.999%は、その効果もなければやる意味もありません。「速読」同様に弊害の方が遥かに深刻です。ノーベル賞を受賞した学者は、英語が出来たから受賞したわけではありません。独創性に優れていたから受賞の対象になったのです。その独創性は、想像力と創造力の賜物です。そして非常に大事なことは、想像力と創造力は、母国語(日本語)からでしか育まれないという点です。第2言語の英語から独創性は生まれません。科学分野でノーベル賞を受賞した日本人は、その論文をすべて日本語で書きました。英語で書いた人は一人もいません。日本語で書かれた論文を語学力に優れた日本人の翻訳者と外国人の大学教授の助言で英語に翻訳されます。そうして出来上がった英語の論文を発表したのです。英語が全くできないにもかかわず、ノーベル物理学賞を受賞した日本人に元名古屋大学の益川敏英教授がいます。皆さんもご存知のように授賞式での講演をすべて日本語でしました。自身が日本語で書いた科学論文を後輩で共同執筆者の英語に堪能な小林誠教授に翻訳してもらったのです。皆さんももう英語の呪縛から解放されてもいい頃ではないですか。幼児英語・早期英語学習は、「百害あって一利なし」なのです。

 私如きがこのようなことを言うのはおこがましいので、元東京大学医学部教授の解剖学者である養老孟司先生に応援してもらいましょう。先生は次のようにおっしゃっています。「教育の世界はウソで塗り固められている(注:塾業界も例外ではないです)。子どもたちにとっては不幸なことである。英語教育についての論争がいい例だ。グローバル社会においては、英語が話せなくてはならないと言われる。そして小学校から英語の授業が導入された。しかし、『英語を話せるようなって、本当に英語で言うべきことはあるのか』ということについて教育関係者は本当に突き詰めて考えたのだろうか。言うべきこともないのに言葉だけ覚えても仕方がない。・・・・・・英語が使えるかどうかは、能力の問題ではなくて、『必要か』『必要でないか』の問題である。私自身に関して言えば、・・・ふつう私は英語など使わない。」 まだまだ面白い続きがあるのですが、この辺で止めておきます。ついでに作家の適菜 収がこう言ってます。「バカが英会話を習ったところで、英語をしゃべれるバカになるだけ。」と。至言です。

 もう一人、強力な応援者を紹介します。毎年、ノーベル文学賞の候補になっている村上春樹氏は、こう言ってます。「外国語というのは必要に迫られればある程度は話せるようになる。逆に言えば、必要に迫られなければまず駄目だ。これはとても単純な結論だけれど、厳然たる真実です」。

 そのことを裏付ける実話をご紹介します。ベトナムでは、10歳にも満たない物乞いをする子供たちが日常英語を話すそうです。もちろん学校へは行っていません。いいえ貧しさゆえに行けないのです。この国には、外国人(特に欧米人)の観光客が多いので物乞いをするために(生きるために)必死になって英語を覚えたようです。





 平成29年 1月26日(木曜日)の読売新聞 群馬版に掲載された記事です。第60回日本学生科学賞(読売新聞主催、旭化成協賛)の中央審査で、県立太田女子高校地学部の研究作品「微化石の黄鉄鉱化について」が入選3等に輝きました。15年には、日本学生科学賞の県審査会では、「クジラ産出層の研究」で最優秀賞にも選ばれました。今回の黄鉄鉱の研究は、高校の芸術文化活動の祭典「全国高校総合文化祭」の自然科学(地学)部門でも最優秀賞に選ばれています。部の代表者である佐藤有花さん(3年/邑楽中出身)は、当塾に4年間在塾し、本もたくさん読んできました。学校の定期テストも模擬試験の成績も大変優秀でした。当塾から全国紙に名前が掲載され程の活躍をしている佐藤さんに祝辞を送りたいと思います。ちなみに佐藤さんのお姉さんも当塾から太田女子高校に進学しました。

第1教室です。通常の授業は、この教室を使用します。美しい絵画が多く飾ってあります。美的感受性を育むと思います。現在は、少人数用に配置換えがしてあります。最大人数は12名にしました。2階の窓からは、大きな木々が聳え立ち、緑の葉が立ち込めている光景を目にすることが出来ます。緑色は心を癒してくれる効果があります。当塾は、ほかの塾よりも長時間学習しますが疲れを払拭してくれるでしょう。

地図/アクセス

所在地

〒374-0044
群馬県館林市下三林町905-1

アクセス方法

新橋病院から西へ200m、館林第三中学校から西へ1km

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